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鎌田 祥子

かわいいとは言われたくない。かっこいいものを作りたい。
秋田市内の川沿いに構える「硝子工房窯硝」を訪れると
小柄で柔らかな印象の女性が出迎えてくれる。
彼女こそがこの工房の主「鎌田 祥子」なのだが
そのおっとりとした雰囲気とはまた違う個性的な印象の硝子作品が工房には並ぶ。
「偶然的な物があまり好きではなくて、直線的、幾何学的なものが好きなんです。
かわいいと言われるものより、かっこいいものを作っていきたいんです。」
ガラスの加工技術はさまざまだが、吹きガラスのようなスピード感のあるものより
コツコツと計画的に作業できる「キルンワーク」という技法が彼女には合うのだという。
彼女の作品にはガラスだけではなく金属も使われる。
「金属はガラスと組み合わせると化学変化を起こして色んな色に変わるんです。
それが面白くて作品にも多く使っています。
偶然的なものは好まないって言いましたけど
金属に関してはこの偶然を楽しんでますね。」
硝子工房窯硝
硝子工房窯硝
いまや、秋田においては作家として一定の地位を確立しつつある彼女も、
独立して間もない頃は苦労も多かった。
「作家として独立した頃は、作品がなかなか売れませんでした。
ガラス作家というものがあまり認知されていない頃で、
作品を見た方に、高すぎる、なんて言われてしまったこともあります。」
現在は彼女以外の作家も増えてきて、
作家作品というものが受け入れてもらえるようになってきた。
かつては理解されなかった作家の世界も、
今では多くの方が展示会に足を運ぶようになり
そこでのコミュニケーションが
彼女にとって作品作りの喜びとつながってきている。

ガラス加工方法のひとつ。ガラスを組み合わせて電気炉で加熱し、変形、接着させる技法。


為せば成る、とならない時もある、とも思う。
「昔は『為せば成る』と思っていましたけど、
なかなか成らないこともあるな、って思うようになりました。
でも、一つのことを続けていくのは大変ですけど
今のスタイルをブレずにやっていきたいですね。
いい意味で周りに影響されないで続けていければと思ってます。」

彼女の目標は自分の作品を全国に広めていくこと。
より多くの人に手にとってもらえるような作品作りを続けることだ。
笑顔の絶えない柔和な表情の奥には
作品作りに対する強い熱意と、
偶然に頼らないで成しとげようとする
大きな野望が潜んでいるようだ。

硝子工房窯硝